歯医者さんが教える!インプラントにおいて起こり得るトラブルとは?②|世田谷区千歳烏山でおすすめの歯医者|こまい歯科

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歯医者さんが教える!インプラントにおいて起こり得るトラブルとは?②

投稿日:2022年12月26日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol443)​

 

前回の続きです。

3.セラミックが欠けた

 インプラントのかぶせ物としてセラミックス、ハイブリッドセラミックスといった

白いかぶせ物を入れた方は、やがて欠けてくるかもしれません。

 インプラントのかぶせ物は消耗品ですので、欠けたり割れたりした場合には

修理もしくは新しく作り直す必要があります。

 

 なお、かぶせ物が金属の方は欠けることはありませんが、摩耗が起きることはあります。

程度によっては同じく新しく作り直す必要が出てくる場合もあります。

 

4.歯肉から出血してくる

 これはお口のお手入れが良くない人に多いですが、ほとんどの場合は歯肉炎

と呼ばれる状態で済んでいます。

 

 ただし、普段から歯医者さんで定期的なメインテナンスと検診を受けていない、

あるいは元々歯周病がある、あるいは過去にあった、

タバコを吸っている、

あるいは過去にタバコを吸っていた時期がある、

という場合は注意が必要です。

 

 こういった方々は、インプラント周囲炎と呼ばれる、

インプラントにおける歯周病の状態が起きやすいからです。

 

 逆に、過剰に心配し過ぎることで、インプラントの歯を不必要に磨いてしまい、

歯肉を傷つけた結果、雑菌が入って出血してきた、と慌てる患者さんも

数少ないながらいらっしゃいます。

 

5.顎の骨の中に埋まっているインプラント体が抜けてくる

 これは発生確率が非常に少なく、一般に上顎で5%、下顎で3%と言われ続けています。

 

 私自身も自分が施術した数多くのインプラントのうち、

過去10年間で振り返ると2、3本のインプラントにおいて起きましたが、

幸いにも割合的には上記の3%よりもずっと低く済んでいます。

 

 このトラブルの多くは、インプラント手術から起算して1年以内、

特に初めてインプラントに荷重をかける場面で起きます。

 

 逆に、手術から1年以上が経過したら、まず起きることはないようです。

私自身もそういう症例は1例もありませんし、見たこともありません。

 

 1997年のIsidorらの論文に代表される、インプラントに対する過剰な荷重のせいで

抜けやすい、ということが言われています。

 そのため、噛み合わせの調整には万全を期してきたため

私の場合はこの過剰な荷重によるトラブルをかなり回避できてきたのだろう、

と推測したりもしています。

 

 

 ということで、インプラントにおける主なトラブルの種類について述べてみました。

 

 私自身もインプラントを自分の身体に入れていますが、

こうしたトラブルはあまり起きませんので、私自身も大して心配していません。

 

 それよりもシンプルに、異常を感じたり、おかしいな、と感じたらすぐ受診する、

ということで十分なのです。

 もちろん定期的なメインテナンスと検診をお忘れなく!

 

 そして不安を感じたら担当医に相談しましょうね。

 

世田谷区・千歳烏山でインプラント治療の経験が豊富な歯医者

をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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