歯医者さんが教える!親知らずが腫れてしまったらどうすべき?②
投稿日:2021年4月2日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol150)
4月になりましたね。
新学期を迎え、親元を離れて一人暮らしを始める大学生の方も多いと思います。
そういった若い世代の皆さんの年ごろになると、親知らずが問題を起こしてきます。
ところで親知らずは別名「智歯」とも呼びます。
これは
「成人になって知恵がついてくる頃に出てくる歯」
だからなのだそうです。
そのため、20歳前後の方々で親知らずが出てくることはごく当たり前のことです。
ただし、やっかいなのは
この親知らずが腫れやすい
ということです。
真っすぐ生えてきて、普通に歯磨きができるなら腫れる可能性は低いでしょう。
しかし、現代人は顎がだんだん小さくなっていく傾向にあります。
(中には元から親知らずが存在しない、という方すらいますが・・・)
そのため、小さい顎の骨に対して歯が相対的に大きい状態となりがちです。
すると、親知らずが中途半端に生えてしまう、ということもよくあることです。
この状態でやっかいなのが、汚れがたまって腫れてしまうことです。
それで歯医者さんに行くと、通常は抗生剤を処方されることが多いかと思います。
ただ、問題はこの抗生剤。
抗生剤を飲むと、痛みと腫れは一旦消えることが多いです。
そのため、患者さんの多くが
「あ、薬を飲んだら痛くなくなったぞ!治った!!」
と思ってしまうようなのです。
しかし、根本的な原因は何も解決していません。
だから、もしそれで親知らずの抜歯をしないでおくと、またいつか同じことを
繰り返してしまうのです。
かといって、抗生剤を頻繁に飲むことはおすすめできません。
耐性菌の問題がありますよね。
いざ、という時に抗生剤が効かないとなると本当に困るのは
患者さんご自身なのですから・・・。
担当医の先生とよくご相談の上、どうするか?をよくよくお考えになられるのが
良いと思います。
お探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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