患者さんからの質問：インプラント周囲炎①

こまい歯科の小泉です。（vol５６１）

「歯を抜いた場所にインプラントを入れたい。

でも、インプラント周囲炎が怖くて・・・。どうしたらいいですか？」

という患者さんからの質問です。

まず、インプラント周囲炎とは何か？といいますと

インプラントの周りの歯肉が腫れ、かつ顎の骨が溶ける病気です。

要するにインプラントの歯周病ということです。

この図は健康な状態。

次の図はインプラント歯肉炎。

そして次の図がインプラント周囲炎。

このように、

健康な状態→インプラント歯肉炎→インプラント周囲炎

というステップでインプラント周囲炎は起きます。

その原因は？というと、お口の中の歯周病関連菌です。

たまに虫歯菌もインプラント周囲炎に関係している、

と思い込んでおられる方がいますが、

虫歯菌とインプラント周囲炎原因菌とではそもそも細菌の種類が異なります。

つまり虫歯菌はインプラント周囲炎の原因にはなりません。

インプラント周囲炎を予防するには

歯周病のケアをすれば良い

ということになります。

歯周病のケアはセルフケアとプロフェッショナルケアの２つからなります。

この２つをきっちり行っていくことで

インプラント周囲炎をかなり予防できる

ということです。

私の守備範囲において観察している多くの患者さんは

インプラント周囲炎とは無縁ですので

実際の頻度はそんなに高くないのが実情です。

世田谷区・千歳烏山でインプラント治療の経験豊富な歯医者

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