歯医者さんが教える!根管治療における肉眼とマイクロスコープの成功率の違い
投稿日:2024年8月23日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol689)
「歯の神経を取らなければいけない」
「歯の神経を取った歯の歯根の先に膿がたまっている/腫れた」
そんな場合には根管治療という治療が必要です。
その根管治療、実は2通りのやり方があります。
1つは肉眼(ルーペも含む)で行う方法、
もう1つはマイクロスコープ(顕微鏡)を除きながら行う方法です。
根管治療における肉眼とマイクロスコープの決定的な違いは
治療の成功率の差にあります。
すなわち、治療したけど痛くなった、腫れた、などの再発率が
肉眼だと70%、マイクロスコープだと10~20%
と大きな差があるのです。
根管治療をなぜ行うか?といえば、抜歯を回避するためです。
しかし、再発率が70%の肉眼による根管治療ですと、
将来、抜歯になる確率がけっこう高い、とも言えます。
ただ、マイクロスコープを使った根管治療は
様々な高価な医療機器・機材も必要ですし、
滅菌消毒レベルも高度な清潔さが求められ、
しかも時間的・人的労力もかかります。
そのため費用もかかってしまいます。
そういった違いが両者にはありますので、何を優先するか?希望するか?によって
どちらの方法が良いか?の答えは変わるでしょう。
担当医の先生とよくご相談になってみてくださいね。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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