患者さんのお言葉「急に診ていただいてありがとうございます」
投稿日:2025年8月21日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol790)
急患で「歯が痛い」「取れた」「欠けた」などで
来院された患者さん方から、
「急なのに診ていただいてありがとうございます」
と言っていただけることがあります。
お言葉がない方もおられますが、
単に痛くて余裕がないとか、
シャイな方とかもおられますし、
心の中ではそう思っておられるけど言葉にする勇気が・・・、
という方もきっといらっしゃるでしょう。
しかし、私達にとってはやはり言葉に出してお伝えいただくことが
とても嬉しいことなのです。
10年以上前ですが、異業種の方とお話をした際に
私が歯医者での治療において、
「30分、1時間単位で予約を取って診療しているけど、
準備、説明、治療、事後の説明、片付けをすると時間はいつもギリギリ。
患者さんによっては話が長い方もいるし、
治療が予想外に難しかったりイレギュラーな状態が起きたりすることも
人間の身体だから現場ではよく起きることで、そうなると時間が延びてしまう。
すると次の方を待たせてしまうことも残念ながらある」
と解説したことがあります。
するとその方は
「歯医者さんって、実はそんなに大変なんですね・・・。
知らなかった。ご苦労様です」
と言っていました。
予約が埋まっていることがほとんどです。
上記のように、診療室は常に忙しいです・・・。
ですので、急患の方は不本意ながら、どうしてもお待たせしてしまいがちです。
私達も何とか早く診られるように、といろんな努力をして
時間を頑張って作って、急患の患者さんの診療時間を
何とか絞り出すように捻出しております。
急患の方から
「急なのに診ていただいてありがとうございます」
というお言葉をいただくたびに、
「ああ、この患者さんはちゃんと私達の背景を想像し、
ご理解いただけてるんだなあ。ありがたいな・・・」
と思うわけです。
日本全体が人手不足時代となりました。
ただでさえ、昔から医療現場は常に人が足りない中で、
日本社会全体ですら人手不足が加速しています。
日本はこれからどうなっていくのでしょうね・・・?
そんな不安もあるにはありますが、
何はともあれ、患者さんからの温かいお言葉は
何よりも私達の力の源になります。
魚心あれば水心。
結局はお互い人間ですので、こういう小さいことから
良好な人間関係が構築されていくものだと改めて思った次第です。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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