学校検診や職場の歯科検診で虫歯と言われた①
投稿日:2021年4月5日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol151)
学校検診や職場の歯科検診で虫歯と言われたこと、ないでしょうか?
中には、歯医者さんで定期検診とクリーニングを受けている方で、
歯医者さんでは
「虫歯はありません」
と言われていたのに、
学校検診や職場検診で
「虫歯があります!」あるいは「虫歯の疑いがあります!」
と言われたことがある人、結構多いのではないでしょうか?
最初に断っておきますと、
単純に歯医者さんが悪い!虫歯を見落とした!と考えるのは早合点ですよ。
いくつかの要素が絡まっているので1つずつ分解してみましょう。
1.環境の違い
特に学校検診では、懐中電灯とスポットライト1つしかない、
ということもザラです。
一方、歯医者さんは診療台にLED照明の光がついていることがずいぶん増えてきました。
(当院は既に100%LEDです)
一見すると、歯医者さんの方がよく見えるわけですから、
検診の先生に比べて
虫歯もその分数多く見つけ出す可能性が考えられますよね?
ところが実際は真逆なことが多いようです。
検診の場ではお口の中を薄暗い光の下で見ているわけですから、
怪しい歯は虫歯
と判定しやすいのが実情です。
2.検診では診断基準を厳しめにしている
検診では虫歯判定の基準を厳しめに設定することで
見落としをできるだけ防ごう
という意図をもって診断しようとするものです。
つまり、制度設計者(=行政)の考えは
「検診で厳しくチェックしておいて、
歯医者さんのようなお口の中を明るくじっくり見られる環境で確認したら
実は問題なさそうだ、大丈夫ですよ!
という判定になるなら、それでいいじゃない?
検診の結果通り、治療が必要な状態ならなおのことそれで良いわけだし。」
ということでしょう。
続きは後日。
世田谷区・千歳烏山で予防歯科をお探しの方は
こまい歯科までご連絡ください。
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