歯は痛くなったら治療すれば大丈夫?
投稿日:2024年1月31日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol593)
患者さんから
「今は痛くないので、痛くなってから治療すれば大丈夫ですよね?」
とよく聞かれます。
しかし実は歯が痛くなってからだと手遅れであることがほとんどなのです・・・。
まず、歯が痛くなる、というのはどういう状態を想像していますか?
たとえば虫歯ですと、第1段階から第4段階まであります。
【第1段階:C1】
【第2段階:C2】【第3段階:C3】
【第4段階:C4】
この4つの虫歯の段階において、
実は第2段階:C2 で痛くなる!と思っている患者さんがほとんどです。
しかし、実際は違います。
なんと第3段階:C3に至って初めて痛くなるのです。
ということは、
「虫歯は痛みが出てから治療しよう」と考えた場合、
もしその歯に神経があるのであれば
痛くなったらまず神経を取ることになるのです。
では歯が既にない場合はどうか?というと、これは案外難問です。
ただ1つ言えるのは、
歯の神経がない場合でも異常が見つかったなら
早めに対処したほうが有利であることが多い
ということです。
虫歯菌は歯の神経の方向に向かって浸透していきたがります。
また、歯の神経に入り込んだ細菌たちは今度は歯根の先、さらには歯の外に向かって
浸透していこうとします。
これらは象牙細管という細かい管が歯の内部である象牙質という部分に無数に空いていて、
その管に細菌たちが入り込んでいくからなのです。
ということで
歯は痛くなってから治療するとなると
手遅れであることがほとんどです。
1人でも多くの方が将来なるべく後悔のないように
していただけると幸いです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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