歯医者さんが教える!歯の治療が1回で終わらない理由③
投稿日:2021年1月8日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol108)
今日は
歯の治療が1回で終わらない理由を、
「歯ぐきが腫れた!」
という患者さんの場合で考えてみましょう。
「歯ぐきが腫れた!」
という場合に考えられる一般的なケースは
①親知らず周囲の歯肉が腫れた
②歯肉にニキビみたいなものができている
③歯の周りが腫れている
の3つが代表的です。
①親知らず周囲の歯肉が腫れた
この場合はすぐ治療できません。
抗生剤でいったん消炎し、後日親知らずを抜くこととなります。
これだけでも最低2回の通院が必要なことがわかります。
②歯肉にニキビみたいなものができている
多くの場合は、歯根の先にできた病巣に膿がたまり、そこから
外に向かって膿が出てくるケースです。
通常は根管治療をしないといけないため、
全ての治療が完了するまで最低5,6回の通院が必要となります。
③歯の周りが腫れている
歯周病が多いですが、
実は歯が折れていた、
歯根の先に炎症がある(膿が溜まっている)、
といった場合もよくあります。
歯周病は慢性病であり生活習慣病ですので、1回で治る性質のものではありません。
歯が折れていた、という場合は残念ながら抜歯が基本となりますが、
抜歯した後どうするか?でご相談、さらに歯をつくる治療になればその分回数が
かかります。
歯根の先に炎症がある(膿が溜まっている)場合は根管治療が必要で、
最低5~6回治療が必要となります。
結論です。
「歯ぐきが腫れた!」という場合は
歯の治療は1回で終わることはまずないですね・・・。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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