根管治療(歯根の消毒)は治療回数が多いほうが良い治療か?②
投稿日:2025年2月19日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol740)
ネットでいろいろ調べておられる方はご存知かもしれませんが、
日本は根管治療においては後進国です・・・。
根管治療の価値があまりに低く評価されすぎており、
近年では治療をやりたがらない歯医者さんも増え始めたようです。
確かに患者さんにはわかりづらいですよね。
肉眼で治療されている場合は映像もないので見えないですし、
何をされているかわからないはずです。
マイクロスコープによる精密根管治療では動画や静止画を撮影できますので
治療の様子がわかります。
当院ではそういう動画を治療後にご希望があればお見せしておりますが、
患者さんが必ずおっしゃるのは
「歯の内部ってこうなっているんですね!」
「初めて見ました!」
「こんな細かい作業をしていたんですね!」
です。
根管(歯の神経が入っている管)の直径が0.06㎜以下の場合もあります。
まさに針の穴を通すかのごとく、細かい作業もざらにあります。
しかし、治療回数をかければ良いわけではありません。
例えば開腹手術を2回、3回に分けたりはしないですよね。
患者さんへの負担も大きいし、2回、3回と身体を切り開くということは
それだけばい菌が体内に入るリスクも増えるということです。
必要かつ最適な治療回数というものがあるはずです。
無駄に治療を長引かせず、
かといって不十分にならないよう処置はしっかりと。
私たち千歳烏山KI歯医者はそんなふうに考えています。
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