歯医者さんで「歯を抜かなければいけない」と言われたら③
投稿日:2020年6月26日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol43)
歯医者さんで「歯を抜かなければいけない」と言われたとして、
いろいろ説明を受けることと思います。
それでも、
「いや、いくらそう言われても、やっぱり歯を抜くのは嫌だな。
できれば抜かずに何とかならないかな」
と思う方も多いかもしれませんね。
それで思い悩んで当院にいらっしゃる方は多々いらっしゃいます。
しかし、やはり当院でもどうしようもないケースもあります。
たとえばこの写真の歯のように・・・。
この歯は歯自体が折れている上に、歯根の先に膿が溜まってしまっていました。
さすがにここまでくるとお手上げです。
これは申し訳ないですが抜歯せざるを得ません。
しかし同時に私はこういう時、いつもこう自問します。
「私自身だったらどうしたいか?」
自分には歯科医師としての知識、
そして臨床18年の経験と知恵があります。
こういう場面では必ず、
これまでに私自身が様々な患者さんの臨床例を見てきたこと、
体験してきたことを総動員して一生懸命考えます。
私自身、「抜かなければいけない」という状況になってしまったら、
まずは何とかして歯を残せないか?
その可能性を徹底的に考えますね。
さまざまな選択肢を検討した結果、
やっぱり無理だな、と思ったら
私も信頼できる歯科医に頼んで抜歯をしてもらうでしょう。
同じように、患者さんに対しても
「抜歯ありきではなく、あらゆる可能性を徹底的に検討した結果、
やっぱり抜歯しかないな・・・」と思ったら
それを正直にお伝えしております。
あとは、結局ご自身がそういった情報も含めてお考えいただき、
納得されてからご決断されるのが一番ですね。
もちろん抜歯しかない、となってしまったら残念ではありますが、
そもそもなるべく抜歯にならないようにしたいものですね。
をお探しの方はこまい歯科までご予約ください。
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