歯医者さんが教える!虫歯の進む速度①
投稿日:2024年7月25日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol676)
虫歯のほとんどは痛くなく進行します。
そのため、歯医者さんに来るまでは何とも思っていなかったのに、
「虫歯がある」
と言われた瞬間から、
「一刻も早く治療しなきゃ」
と思う人が多いです。
それは良いことだと思います。
ただ、患者さんの中には
「1日でも早く治療した方が歯を削る量が少なくなる!」
と思い込んでおられる方もいらっしゃいます。
さすがに1日とか10日とかでは虫歯はほとんど進行しないですから
ご安心ください。
1か月程度でも誤差の範囲ですので・・・。
あとは、
「1日でも早く治療しておけば、歯の神経を温存できたのではないか?」
と考える患者さんもいらっしゃいますね。
ただ、1か月とか2か月の差で歯の神経を温存できるできないの分かれ道が
発生することはまずありません・・・。
虫歯が歯の内部(象牙質)に入った瞬間から、歯の神経に虫歯菌が必ず感染することが
わかっています。
しかも、歯の内部は象牙細管という極細の管が空いてはいますが、
虫歯菌が1日で神経に到達するか?というとそれはまず不可能だからです。
歯の神経が温存できるかどうか?の分かれ道は
半年とか1年くらいであれば発生するでしょうけれど、
虫歯菌たちはじわじわゆっくり侵入していきますし、
歯の神経がやられるにはそれなりの時間がかかってしまうのです。
その神経がやられる時間というのが半年とかのレベルだということです。
ただ、半年とか1年近く放置してもOK、というわけではありません。
やはり虫歯菌は歯の神経にどんどん入っていきますので早めの治療がベストです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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