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歯医者さんが教える!歯と歯をつなげる治療の良し悪し

投稿日:2022年3月25日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol311)

 

初診で来院された患者さんの中に、2本の歯に入れた詰め物やかぶせ物が

つながっているケースを目にします。

歯と歯をつなげる治療は良し悪しがありますが、次の原則があります。

 

 

・歯周病、歯が極端に短く脱離しやすい、その歯の状態が悪い、

という場合以外は繋げないほうが良い

・かぶせ物同士で行うのが基本

・詰め物同士を繋げるのは避ける

 

これらの条件に当てはまらない場合は、歯をつなげないほうが良いです。

 

逆に、歯周病で歯が動いている場合はやむを得ません。

 

歯周補綴と言って、歯と歯をかぶせ物でつなぐことで噛む力を分散して負担させることで、

歯の寿命を延ばす、というやり方があります。

(※事前に歯周病治療をしっかり行って、歯周病を解決しておくことが前提)

 

スカンジナビア半島の国々では特にこのやり方が好まれます。

 

もちろんこの歯周補綴にも欠点があります。

 

歯を繋ぐ、ということは、繋がっている歯のどれかがだめになると、

かぶせ物自体も使えなくなる可能性が出てきてしまうからです。

 

これを回避する方法はありますが、技術的に難しくなりますし、

治療後の見た目にも影響が出る場合もあって、いろんな意味で困難が発生し得ます。

 

こういうケースではなくとも、

歯と歯を繋げるということは、歯と歯の間の清掃が難しくもなります。

 

安易に歯を繋げずに歯を作るようにしたい、と考えております。

 

皆さんも、ご自身のかぶせ物や詰め物で、繋がっている場所があれば、

念入りに清掃することをお忘れないようご注意ください。

 

あまりに歯肉から出血が続くようであれば、一度歯医者さんにご相談されたほうが

良いかもしれません。

 

 

 

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