歯のクリーニングの価値②
投稿日:2025年10月8日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol795)
「歯医者さんは定期検診と予防に通うところ」
これが世界の常識です。
ところが日本は
「歯医者さんは痛くなければ行かなくてよいところ」
「歯医者さんは痛い時だけ行けば良い」
そういうふうに考える人の割合がまだまだ多いようです。
どうしてこういう違いが出ているのか?
その理由は2つ考えられます。
①医療制度の違い
②歯に対する認識の違い
①医療制度の違い
日本は原則、病気でないと公的医療保険が利きません。
だから、虫歯の予防をしたい、といってもそれは病気ではないから保険が利かないのです。
歯周病は、さすがに全身病との関連が認識されだしているため、予防がある程度認められる
ようになってきました。
②歯に対する認識の違い
予防先進国の北欧諸国(特にスウェーデン)は、治療よりも予防に重点を
置いてきました。
それは医療費抑制の観点からだそうです。
特に歯は、予防したほうが医療費が安いことが判明しています。
しかも歯が健康であるほど、全身病にかかる医療費自体も安くなることがわかってきました。
米国も虫歯・歯周病の予防は進んではいますが、動機はスウェーデンとは少し異なります。
なぜなら、歯の治療をしなければいけない、となると世界一高い治療費が待っているからです。
しかも、民間保険では定期検診とクリーニングを受けていなければ保険が下りないことも・・。
さらに米国は、笑顔を見せるときに歯を見せなければ信用されない、という暗黙の文化が
あります。(そのため、歯が悪いとマイナスの印象に・・・)
最後に、歯医者を22年経験してきた私がつくづく思うのは
歯はとにかく予防が第一、ということです。
悪くしてしまったらそれは仕方ないので治療するほかありません。
しかし、悪くないうちに予防を続けることで、
良い状態をできるだけ維持することはだいぶ可能になっています。
悪くしてからですと、本当にいろんな後悔しかありません・・・。
私もそうでした。
とにかく、歯は予防が第一です!
世田谷区・千歳烏山で歯のクリーニング・虫歯予防・歯周予防に力を入れている歯医者
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