当院におけるインプラント治療の流れ
投稿日:2023年2月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol463)
インプラント治療ってどういう風に進むんだろう?
ということをよく聞かれますので、
ここに記載しておきますね。
1.まずはご相談
稀にインプラントを回避できる場合もありますので
担当医がインプラントの必要性をゼロベースから考えた上で、
インプラントが必要であると判断された場合には次のステップに移ります。
2.CT撮影(自費診療:¥11000(税込))
顎の骨の高さ、厚み、骨の密度、
ならびに上顎洞や下歯槽管などの重要な解剖学的構造物との位置関係
などを三次元的に把握します。
これにより、インプラントの施術の可否、注意点、必要な施術が判明します。
3.施術開始
①歯を抜く場合
抜歯をします。
条件があえば、抜歯したその場で次の4.インプラント手術も同時に行います。
条件が合わない場合は、歯を抜いて治りを待ちます。
ただし、前歯から小臼歯で抜歯した場所が感染しているけれど
顎の骨の状態は良好、という場合には
抜歯後1~2か月以内にインプラント手術する場合もあります。
それ以外の場合は、3か月後に再度、2.CT撮影を行います。
②もともと歯がない場合
顎の骨が十分ならば次の4.インプラント手術の予定に移行します。
顎の骨が不足している場合は顎の骨を増やす手術をしてから3か月後に2.CTを撮影します。
4.インプラント手術
インプラントを顎の骨に入れる手術です。
この時、顎の骨を増やす手術も必要に応じて同時に行う場合があります。
手術は1本あたり30分程度が目安です。
5.抜糸
インプラント手術後1週間後に糸を取ります。
(なお、現在では消毒という行為は百害あって一利なしであるため、
行っておりません)
6.治癒待ち
顎の骨に入れたインプラントが顎の骨とくっつく(オッセオインテグレーション)のを
待ちます。
ジンマー社のインプラントで通常3か月、
ストローマン社のインプラントは条件が良ければ3週間、条件がそろわない場合で2か月
を要します。
(※期間は顎の骨の質や量などによって担当医が判断するため、あくまで目安)
7.頭出し(ジンマー社はほぼ全部、ストローマン社は一部のケースのみ)
インプラント手術で歯肉の下にインプラントを隠して治りを待った場合、
歯肉の上にインプラントを出します。
私の場合は施術はだいたい10~15分です。
8.歯型取り
9.完成(アバットメントと最終的な歯)
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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