歯医者さんが教える!歯を抜かずに残すには?②|世田谷区千歳烏山の歯医者

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歯医者さんが教える!歯を抜かずに残すには?②

投稿日:2025年8月20日

カテゴリ:ドクターズブログ

千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol789

 

歯の神経を取ったはずの歯が膿んでしまった、腫れた、噛むと痛い・・・。

 

このような場合、歯を抜くかどうか?の瀬戸際に差し掛かっていることが

とても多いです・・・。

 

「治療したのに悪くなった」ということは

その治療の良し悪しはいったん脇に置いておいてですが、

治療しても治りにくい要因があったはずだ

と考える必要があるわけです。

 

そこを考えずに、単純に

「治療の内容が悪かったから」

だけで済ませてしまったら、同じことを繰り返す危険性もあるのです。

 

たとえば、

歯根の先に細菌達が巣を作ってしまっていて、

しかもそれが歯根の外側にあるケースが有名です。

 

一般的な根尖性歯周炎、根尖病巣の図がこちら。

この図の歯根の先に注目してみましょう。

歯の内部から行う根管治療(非外科的)で治らない場合に、

こんなイメージで歯の細菌達が巣喰っていることが・・・。

緑の部分が細菌達の巣です。

 

通常の根管治療では、上図の紫色の部分を触ります。

 

緑の部分は歯の外になるため、どうあがいても触ることが

できません

(例外はマイクロスコープにて、根管が真っ直ぐで、かつ太く、

根尖孔と呼ばれる出口が大きく壊れている場合ですが、

その場合でも歯の内部から緑色の部分を触れる範囲というのは

限られてしまいます・・・)

 

このように、そもそも物理的に無理なところに問題が起きているケース

というものは意外と多かったりします。

 

しかしそういう場合であっても、

何でもかんでも治らないわけではありませんから

人間の身体の神秘性とすごさを感じさせられます。

 

ですので、まずは基本の根管治療を行うことで

どういう反応が出るか?(=治っていくのか?)

を見てみることが歯を残す基本のきになりましょう。

 

一方で、担当医の診断によっては

例えば上記のメカニズムによって基本の治療だけでは治らないだろう、

という診断が出てくる場合もあります。

 

担当の先生とよく相談してみてくださいね。

 

 

 

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