歯医者さんが教える!歯科と金属アレルギー②
投稿日:2022年10月20日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol410)
金属をできるだけ使わないで治療して欲しい、とご要望される患者さんが
年々増えています。
その代替として使える材料は
・コンポジットレジン(通称:CR(シーア―ル))
・グラスアイオノマーセメント
・ハイブリッドセラミックス
・セラミックス
あたりが世界的に見てスタンダードです。
ただ、どれも良い点と悪い点がありますし、適材適所です。
一律に、全部をコンポジットレジンで治そう!とか、逆にセラミックスで治そう!とか、
そういう考え方で治療するものではありません。
詰め物においては、歯の幅の30%を超える場合はコンポジットレジンは良くない、
という材料物理学的解析結果が出ています。
それを無視すると、コンポジットレジンは逆に二次的に虫歯を発生させやすくなる、という
負の側面があったりします。
逆に、小さい穴をふさぐ場合には逆にセラミックスが適さない場合もあったりします。
それと、同時に問題になる場合として多いのが治療にかかる費用でしょう。
治療費は
セラミックス > ハイブリッドセラミックス > コンポジットレジン ≧ グラスアイオノマーの順番です。
治療するにあたり、いろんな要素があります。
患者さん1人1人によっても事情は異なります。
そのため、ご希望を踏まえながら、担当の歯医者さんと一緒に治療法を考えて選択していくほか
ないですね。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■