歯医者さんが教える!精密根管治療にしかできないこと①
投稿日:2023年8月24日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol539)
根管治療(歯根の消毒、歯の神経を取る処置)が必要になった、という時に
肉眼で行う治療と精密根管治療の2つの選択肢があります。
ここでは精密根管治療にしかできないことをご紹介します。
1.歯の内部の隅々まできれいにすることができる
下の図をご覧ください。
青い線は肉眼でも器具を通せそうなルートで、これは肉眼でもある程度きれいにできます。
(青い線からわずかにずれた部分の汚れは取れません。「ある程度」きれいにできる、
と述べたのはそのためです)
一方、肉眼治療で絶対治療ができないのが赤い線の部分。
実はこの部分にも歯の神経が入っており、細菌達もいっぱいいます。
そのため本来はこの赤い線の部分まで清掃しないといけないわけです。
これは精密根管治療にしかできません。
2.無菌的治療
精密根管治療では必ずラバーダムを使います。
また、当院では顕微鏡をカバーする透明な袋も滅菌された製品を使用しています。
根管治療は歯の内部を徹底消毒する治療です。
そのため手術と同じようなレベルの清潔な状態での治療が本来必要です。
するとその分どうしても労力・器材・器具・時間が必要となり、費用もかかってきます。
ラバーダムの術野の消毒に5分、
顕微鏡の消毒と滅菌ビニールをかけてのセッティングに1~2分、
その他無菌的処置のための準備に数分、
と数えていくと10分は最低でも必要になってしまいます。
すると1回30分の予約では無理なのです。
当院の精密根管治療ではこれ以上ない方法を追求して行っていますので
無菌的治療を可能にしています。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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