歯医者さんが教える!保険と自費における根管治療の違い②
投稿日:2022年11月11日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol420)
保険と自費における根管治療の違い、の続きです。
私自身、歯医者は20年しておりますが、
精密根管治療も12年の経験を持っています。
この12年でつくづく思ったのは、
肉眼での根管治療(保険診療)と
マイクロスコープ(顕微鏡)を使った精密根管治療とでは
雲泥の差がある
ということです。
正直、同じ「根管治療」と言いながら、
両者は全く違う治療である
と言っても過言ではないのです。
たまにいらっしゃる患者さんで、
「前の歯医者さんで半年間、
ずっと根管治療を繰り返してきたけど
全然良くならない」
というケース。
そういうケースをマイクロスコープで歯の中を
隅々までチェックし、汚染物を徹底的に除去すると
短期間で痛みが取れるケースも結構あります。
また、それ以外にも歯を悪化させている意外な原因が
見つかったりもします。
たとえば、肉眼では見えないけど歯の神経が実は残っていたとか、
神経は一見取ってあるけど実は根管の形が円形ではなく複雑な形をしていて
そこに神経が腐敗した状態で残っていたとか、
根尖孔(神経の出入り口)が大きく壊れていたとか、
歯に亀裂が入っていたとか、
一見きれいに見えて実は虫歯が残っていたとか、
などなど・・・。
これらはもう、肉眼の治療ではどう逆立ちしても不可能なことばかりです。
もし、根管治療をずっと受け続けているけど一向に良くならない、
という場合は、精密根管治療を検討されることをおすすめいたします。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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