歯医者さんが教える!虫歯を治したのにしみる・痛いのはなぜ?①
投稿日:2025年1月30日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol733)
「虫歯を治したばかりなのに冷たいものがしみる、痛い」
そんな経験はありませんか?
実はこれ、意外と起き得る症状なのです。
どういうことか?というと、絵を使って説明しますね。
まず虫歯の進み方を見てみましょう。
C1(第1段階の虫歯)
これは歯のエナメル質という、表面部分だけに限定した虫歯です。
WHOの勧告の通り、普通これは治療してはいけない虫歯です。
(どうしても見た目で気になって仕方ない場合は別ですが・・・)
C1の次の虫歯のステージがこちら。
C2(第2段階の虫歯)
これは象牙質と呼ばれる、歯の内部まで虫歯が進行した状態です。
ただし歯の神経までは届いていない状態。
そしてこの次が、
C3(第3段階の虫歯)
虫歯が歯の神経(歯髄)まで完全に到達した状態です。
さすがにここまで来ると何かしらの症状が出てくることが多いです。
(まれに何ともないまま歯の神経が死んでしまうケースもありますが・・・)
ここまでは小学校や中学校の教科書にも書かれているような内容です。
しかし、実はここ10年でこの内容において大きな転換がありました。
そもそも
C2とC3というように分けられていますが
実際はそんなに明確ではない場合もある
ということなのです。
C2とかC3というのは、診断名です。
診断名をわざわざつけるのには理由があります。
治療法が異なるからです。
分かりやすく言うならば
治療法が一緒なら、診断名が何だっていいじゃないですか?
でも、C2とC3とではそもそも治療法が違うわけです。
C2は虫歯を削り取るけど歯の神経を取らない。
C3は虫歯と歯の神経を取る(=根管治療をする)。
こういう違いがあるのです。
さて、虫歯を治したのにしみる・痛いのはなぜ?という
タイトルの疑問に答えたいところですが、
今日は長くなりましたので続きは後日にしますね。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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