歯医者さんが教える!根管治療したらどのくらいで痛みが消えるのか?②
投稿日:2022年5月27日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol339)
大多数のケースは治療すれば、1週間程度で大方の痛みは落ち着いてきます。
しかし、私に治療を依頼される患者さんの中にけっこういらっしゃるのが、
前の歯科医院で3か月とか半年とか根管治療をし続けて、
結局痛みが取れなかったり、痛みが取れたと思って治療を進めたら痛くなった、
というケースです。
根管治療を3か月とか半年続けなければならない、
ということは何かしらの問題があるはずです。
・あまりに重症で、治療しても回復までに時間がかかる
・肉眼での治療では痛みが取れない
・虫歯が歯の深くまで浸透してしまっている(治療で取り除くのが困難)
・歯の中に穴があいている
・歯根に亀裂が入っている、あるいは折れている
・歯根の尖端の神経の出口(=根尖孔)が壊れてしまっている
・治療を途中で中断してしまった
・仮の蓋が壊れたまま放置してしまった
などなど・・・。
このうち、
・あまりに重症で、治療しても回復までに時間がかかる
の場合、マイクロスコープを使った根管治療であっても
治療期間が長引く傾向にあります。
通常はマイクロスコープを使った根管治療であれば、比較的早い段階で
症状が取れてくるのですが、それでもすぐに症状が取れてこない場合には
上記の例に挙げたように、
・虫歯が歯の深くまで浸透してしまっている(治療で取り除くのが困難)
・歯の中に穴があいている
・歯根に亀裂が入っている、あるいは折れている
・歯根の尖端の神経の出口(=根尖孔)が壊れてしまっている
といったようなことが複合して起きている可能性が高いです。
これらの処置を肉眼で正しく行うことはほぼ不可能です。
そのため、肉眼で治療を何か月も続けている場合には、
発想を切り替える必要がありましょう。
世田谷区・千歳烏山でマイクロスコープを使った精密根管治療が得意な歯科
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