虫歯治療でなるべく歯を削らないためのポイント
投稿日:2020年1月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol5)
まずはこちらの写真をご覧ください。
どこに虫歯があるかわかりますか?
写真を拡大してみましょう。
赤い点線で囲った部分の歯が変色しています。この中が虫歯になっています。
ちなみに一般の方で多いのは、
写真のように「歯の溝の茶色くなっている部分が虫歯だ!」
と思ってしまうことです。
これは虫歯ではなく単なる着色です。
他のケースで見た目が似ているものではCO(caries observation)も多いです。
しかしそれも虫歯ではないのです。
話を戻しましょう。
いかがでしょうか?この位置、自分が患者だったら気づけたでしょうか?
一般のほとんどの方は無理だと思います。
ちなみにこの患者さん、症状はほぼありませんでした。
それに自分自身で写真の角度とズームアップした状態で確認するのは物理的に不可能です。
このケースでご自身で気づける可能性があるのは
①デンタルフロスがほつれてくる場合
②食べ物が挟まる
でしょうね。
あとは運が良ければ
③冷たいもの、甘いものがしみる
でしょう。
ただ、虫歯の入り口の大きさや形、位置によってはこれらの現象も出ません。
みなさんが自分で虫歯を見つけるのは意外と難しい場合が多いのです。
とはいっても、みなさんも一緒にこういった目で歯を観察していくことは
すごく大切です。
虫歯を発見するのは難しいですから、歯医者さんだけでなく
患者さん自身でも虫歯を気にすることで、早期発見につながりやすくなるかも
しれません。
虫歯があるかどうか気になっていて、
世田谷区・千歳烏山でなるべく削らない虫歯治療をする歯科をお探しの方は
こまい歯科までご相談ください。
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