歯のクリーニングにおけるよくある誤解①
投稿日:2024年4月22日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol635)
歯のクリーニングにおいて、
皆さんがよく誤解されていることが
いくつかありますのでご紹介しますね。
1.歯のクリーニングを受けていれば絶対虫歯にならないんですよね?
→いいえ、「絶対虫歯にならない」ことはありません。
考えてみてください。
この世の中に「絶対」と言えるものがいったいどれだけありますでしょうか?
たとえば歩道を歩いていて、気をつけていれば「絶対事故に会わない」と言えますか?
言えないですよね・・・。
ただ、気をつけていれば「事故にあう確率」を大幅に減らすことは可能ですよね?
それと同じようなものです。
歯のクリーニングをすれば、虫歯になる確率が大幅に減らせるのです。
(実際、スウェーデンでもそのようなデータが過去に出ています)
ただし1つ大きな落とし穴があります。
日本の歯科保険医療制度では、残念ながら虫歯の予防は認められていません。
そのため、保険診療の範囲内で虫歯予防はできないのです。
虫歯予防をするのならそれは自由診療になりますので予めご注意ください。
それから、歯のクリーニングを定期的に受けていても虫歯になるとしたら
①セルフケアが足りない、あるいはやり方が間違っている
②食習慣に問題がある
③過去10年、20年の間に少しずつ進行した虫歯の卵が今になって表面化してきた
④虫歯のリスクがそもそも高いためにどうしても虫歯が発生してしまう
⑤詰め物、かぶせ物の内部で虫歯が進行した
⑥歯ぎしり、食いしばりのせいで歯の構造がわずかに破壊されてそこから虫歯菌が
侵入してしまった
などが挙げられます。
をお探しの方はこまい歯科までご相談ください。
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