歯医者さんにおける新型コロナウイルス対策②
投稿日:2020年3月18日
カテゴリ:歯科のコロナウィルス対策
こまい歯科では普段から標準予防策を行っているため、
新型コロナウイルスの流行に合わせて特別なことをしなければ、
ということはありません。
淡々とやるべきことをしっかり丁寧、確実に行う。
ただこれだけです。
歯を削るタービンという機械(キーンと音がするもの)は
当然ながら患者さんごとに交換・滅菌しています。
タービンだけでなく、
倍速コントラ、5倍速コントラ、エンジンも
同じく患者さんごとに交換・滅菌しています。
また、3ウェイシリンジ(空気や水をかける機械)も
患者さんごとに交換・滅菌しています。
タービン、倍速コントラ、5倍速コントラ、エンジン、3ウェイシリンジ・・・。
これらは1個10万円ほどするのですが、
衛生管理上絶対必要だ、ということで数百万円かけて投資し続けて
今の体制を維持しております。
もちろん当院職員らもかなり大変です。
洗浄消毒滅菌、一連の処理作業には膨大な時間と労力がかかるからです。
そしてこれらの作業は
世間一般の皆様からは見えない部分ではありますが、
安全には替えられない以上、精一杯頑張っております。
なお、滅菌とは
そこに存在するあらゆる微生物(芽胞を含む)をすべて殺滅させること
です。
つまり、
口の中に入る高リスク&中リスクの器具器材に対しては
100%除菌を行う
ということです。
ただし滅菌といっても
当院ではヨーロッパ基準の最高ランク・クラスB
を満たした滅菌機のみを使用
しております。
しかも2台稼働させております。
▲白水貿易社のLisa滅菌機
滅菌機であってもクラスCだと、空洞の中は滅菌されません。
つまり、滅菌パックすると逆に滅菌しきれませんから
クラスCだと不十分なのです。
今回の新型コロナウイルスのような弱毒性ウイルスであれば
百歩譲って滅菌パックしてあってもクラスC滅菌機でも十分除菌できるでしょう。
しかし当院ではあくまで、
未知の病原体にいつ誰がどこで遭遇するかわからない前提で
対策をしております。
皆様には安心して通院していただけるよう、引き続き努力してまいります。
お探しの方はこまい歯科までお問い合わせください。
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