歯医者さんが教える!根管治療って何のためにするの?
投稿日:2024年9月19日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol703)
虫歯が大きくて歯の神経を取らないといけなくなった!
神経を取った歯が腫れてきた、噛むと違和感がする、痛くなってきた!
そんな場合には、根管治療というものをしなければいけません。
では、根管治療をしなかったらどうなると思いますか?
虫歯が大きくて歯の神経を取らないといけなくなった!という場合、
虫歯菌が歯の神経に感染している状態です。
さらに、時間が経過すると、歯の内部から外に向かって3次元的に虫歯菌が
少しずつ、ジワジワと広がっていきます。
やがて、歯全体に虫歯菌がしみわたってしまうこともあるのです。
さすがにそこまで行ってしまうともうアウト。
歯を抜くしかありません。
今でも発展途上国の一部では、根管治療をせずに歯を抜く、
ということが行われています。
しかし、根管治療をすれば歯を抜かなくてすむことがとても多いものです。
ということで、根管治療というのは、
実はできるだけ歯を抜かない、
できるだけ歯を残す、
そんなために行われる治療法なのです。
ただ、根管治療にも2通りのやり方があります。
1つが肉眼で行う方法。
もう1つが精密根管治療。
肉眼で行う場合、痛みや腫れなどが再発する確率は70%程度です。
精密根管治療の場合は10~20%程度にまで再発率を抑えられます。
歯をできるだけ抜きたくない、残したい、という場合には
根管治療をまず考える、というのが多くの場合の原則なのです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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