歯医者さんが教える!歯の土台って何の素材が良いの?②
投稿日:2024年6月20日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol659)
歯の土台って何の素材が良いの?という皆様の疑問にお答えする第2弾です。
もう一度、土台の材質を整理しましょう。
①金属(銀合金、金銀パラジウム合金、金合金、白金加金合金)
②レジン
③金属(真鍮)のネジ+レジン
④セメント
⑤グラスファイバー+レジン
まず大きく分けて金属か?金属でないか?の2つがあります。
ここで、③金属(真鍮)のネジ+レジンも金属が入ってはいますが
専門的には②レジン の土台と似ているので金属ではない土台だと
お考えください。
土台において、2000年頃を境に変化が起きました
それがグラスファイバーコアの登場です。
それまでは金属の土台がメインでした。
しかも、歯に入れる土台は、歯の内部にあるからどんな素材でも問題ない、
と考えられてもいたのです。
しかし、実はそれは真実ではありませんでした。
金属の土台として、使われる材料に銀合金、金銀パラジウム合金というのがあります。
これらの金属は、なんと歯の内部にあるにも関わらず、溶けだすことが分かったのです。
その結果、歯や歯肉が黒く変色したり、金属アレルギーを引き起こすこともありました。
しかも近年、内科、脳外科の先生方の中からも、歯にできるだけ金属を入れないようにしてほしい、
と主張される先生が出てきたのです。
それは頭部CT、MRIを撮影する際に、歯の金属が画像を乱してしまう(アーチファクト)現象を
できるだけ避けたい、というのが主な理由なのだそうです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■