定期検診とクリーニングを受けても虫歯ができるのはなぜ?
投稿日:2024年3月15日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol616)
「定期検診を必ず受けているし、歯のクリーニングもちゃんと受けてきた。
でも、虫歯ができた、と言われてしまいました。
いったいなぜ?」
そんな経験、ありませんか?
お気持ちはよくわかりますが、まず前提条件が間違っております・・・。
★定期検診とクリーニングを受ければ絶対虫歯にならない???
「絶対」虫歯にならないことはあり得ません。
定期検診とクリーニングをちゃんと受けていても、虫歯ができるときはできてしまうのです。
余談ですが、では定期検診とクリーニングは意味がないのか?
と極論で考える患者さんもいらっしゃるようです。
ちゃんと意味はあります。
虫歯の発生率は20分の1、歯周病の進行率は70分の1近く減らせるからです。
100%虫歯も歯周病も減らせる
なんて世界のどこの論文にもないですし
そんな実績も当然どこにもありません。
しかし、冷静に考えてみれば
20分の1にまで虫歯の発生率を下げられる
というのはすごく効果があることではないでしょうか?
★定期検診とクリーニングだけでは虫歯を減らせない
もう1つの見落としがこれ。
定期検診とクリーニング、確かに重要です。
しかし、もう1つ重要な点が抜けています。
それは、正しいセルフケアを毎日行っているかどうか?と
生活習慣に問題がないかどうか?
です。
セルフケアは、歯磨きとデンタルフロス(必要に応じて追加で歯間ブラシ)を
毎日正しく行えていること。
そして生活習慣ですが、
たとえば夜寝る前2時間以内に飲食をしていないか?
睡眠時間が短くないか?(1日6時間以下)
炭酸水を毎日飲んでいないか?
砂糖の入った飲み物を、たとえば1時間とか2時間ごとに飲んでいないか?
などは、虫歯ができやすくなる要因です。
セルフケアと定期検診・クリーニングは車の両輪。
どちらかが欠けると効果がないのです。
ということで、最低限上記の点について何か見落としがないか?
チェックしてみてくださいね。
をお探しの方はこまい歯科までご相談ください。
■ 他の記事を読む■