歯医者さんにおけるインプラント手術の1例
投稿日:2021年7月30日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol202)
先日行ったインプラント手術のケースをご紹介します。
春先に硬い物を噛んだらバキッとすごい音がして激痛が走った、
ということで急遽来院されました。
レントゲン的には全く異常はありませんでした。
しかし、歯がぐらついていて、噛むと痛い、しみるとのこと。
お口の中を見てみます。
一見すると何ともないですね・・・。
でもおかしいな?と思って、念のためピンセットで触ってみると・・・
なんと、歯が割れていました。
歯自体も長くなく、しかも縦に割れてしまっていました。
咬む力がとてつもなく強いこともあり、温存を断念してやむを得ず抜歯。
抜歯の際に顎の骨がしっかりしていることがわかったため、
抜歯して1か月くらいしてからCT撮影をしてみました。
歯があった場所がまだ明確には見えるものの、骨はしっかりしていることが確信できました。
ご相談の結果、早めにインプラント手術に踏み切りました。
CT撮影からさらに1か月くらい経ってしまったこともあり、抜歯した場所は
ほとんど健全な骨で埋まってはいましたが、歯があった場所の痕跡が
残っていたため、それを元に施術できました。
咬む力がとても強いので、様々なファクターを考慮して
太めのインプラントを使用しました。
手術時間はジャスト15分でした。
インプラント自体も顎の骨とすき間なく埋入でき、固定もしっかりできました。
15分で終わったので患者さんもキョトンとされておられましたが、
ストレスが最小限で済んで良かったですね。
歯が折れてしまったことは大変残念ではありましたが、
今後はこのインプラントでかみ合わせを回復し、
再び楽しい食生活を送っていただきたい、と切に願うばかりです。
世田谷区・千歳烏山でインプラントをお考えの方は
こまい歯科までご相談ください。
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