1年がかりだった根管治療?|世田谷区千歳烏山の歯医者

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1年がかりだった根管治療?

投稿日:2025年9月18日

カテゴリ:ドクターズブログ

千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol791

 

先日、

「前の歯医者さんで根管治療を1年がかりで行ったけど

結局膿んでしまって困っている」

という患者さんがいらっしゃいました。

1年間、さすがに毎週とはいいませんが、2週間に1回とかのペースで

通院されていたそうなのです・・・。

 

しかし、それでは治らないのですよね・・・。

 

なぜ治らないか?

その理由として次のことが考えられます。

①肉眼で根管治療を行っていた

②根管治療だけではそもそも治らない状態だった

③身体が痛みを記憶してしまったなど

 

まず①ですが、

肉眼での根管治療は治療成績が30%程度

であることが判明しております。(東京科学大学調べ)

 

70%の確率で治療が失敗する、ということです。

 

歯の中が見えないのですから、昔ながらの手探りでの治療のため、

どうしても汚れが取り切れない、という治療法そのものの問題点が

大きい、ということを反映しています。

 

しかも、根管治療は回数を重ねるほど失敗するリスクが上がっていきます。

(痛んだところをひっぱたき続ける状態に・・・)

 

②は、例えば歯根の外に出た細菌達が今度は歯の外の表面に付着して巣を作り、

もはや根管治療だけでは治らない状態があります。

つまり、別の方法を考えないとなかなか治らない、ということです。

 

③は詳しく解説するにはあまりに難しい問題なので、ここでは詳細を省きます。

ただ、神経を切り取らざるを得なかったとはいえ、神経の傷というのは

なかなかやっかいな点があり、問題が無いのに「痛い!」「うずく・・・」

という事態を引き起こすことも珍しくはないのです。

 

全てを解説しきることはできませんが、

治療を繰り返し続けていても痛みが取れない場合は

現状を再度整理し、分析しなおすことが大切ではないでしょうか?

 

 

 

 

 

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