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歯医者さんが教える!精密根管治療で治らない場合とは?④

投稿日:2023年5月26日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol498)​​​​

 

高い成功率を誇る米国式の精密根管治療の100%成功しない理由を考える。

今日は3日目です。

 

①除菌しきれない(その3)

歯の中ではなく、歯の外にまで原因菌たちがいるケースです。

私たち歯医者さんが現場で使う顕微鏡は「実体顕微鏡」に分類されます。

 

倍率は2~20倍程度。

 

一方、原因菌たちの大きさは1μmです。

 

それを1cm大の大きさで観察したいのであれば、100倍の倍率が必要

という計算になります。

 

つまり、

歯医者さんが使っている手術用顕微鏡では

そもそも原因菌を観察すること自体は不可能なのです。

 

しかも、その原因菌が歯の外、歯根の外側にへばりついている、となると、

そもそも顕微鏡の視界にも入らないではないですか。

 

ではどうするか?

 

方法は2つ。

 

1つは、通法どおり歯の中から根管治療を行った上で、

歯根の先(神経の出口)から器具を突き出して、可能な限り歯根の外側表面を

処置する方法。

 

もう1つは、歯肉を切り開いて、外界から直接歯根の表面を露出させ、

外科的に悪い部分を取り除く方法。

これら2つの方法しかありません。

 

ただし、前者は処置できる範囲というのはおのずと限られてしまいますから、

どうしても治らないケース、というのは理論上は出てきてしまいます。

 

後者は歯根端切除術という方法です。

これは文献上でも成績はまちまちですし、

術者によっても成績は全く異なるため、成功率という数値を正確に示すことはできませんが

頻繁に50%あたりを示す論文が多いことから、それが目安と考えれば良いのではないでしょうか?

 

患者さんにしてみれば、より苦痛が少なくて費用も抑えられる前者の方法のほうが

良いに決まっていますよね。

私もそう思います。

ただ、前者の方法も、根尖病変(歯根の先に炎症が起きている状態)の状態次第では

麻酔が効きづらかったり、術後に痛みが一時的に出やすかったりする場合もありますので

その点も注意が必要です。

 

最後に、MTAセメントについてよく聞かれますが、

あくまで上記のいずれの方法を取るにしても必須の材料だと考えてはいますが、

MTAセメントを入れさえすれば治るわけではありませんので誤解のないように

しましょう。

 

原則は原因菌を可能な限り徹底的に取り除くことですので。

 

 

世田谷区・千歳烏山でMTAを使った精密根管治療をする歯医者

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