歯医者さんが教える!インプラントが一番いいの?②
投稿日:2021年9月9日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol220)
今日は
歯を抜かなければいけなくなった時に
インプラントが一番良い選択肢かどうか?
についてです。
これは歯医者さんによって回答が違ってくると思います。
また、患者さんによっても良いかどうか?すら変わります。
それに加えて、患者さんの年齢や現在(あるいは近未来)の生活の状況によっても
変わり得ます。
一般に、歯を抜いた後の選択肢は主に3つ。
インプラント、ブリッジ、入れ歯です。
イレギュラーですが、親知らず(あるいはその他の歯)の移植も可能な場合があります。
また、あえて何もしない、という選択肢も場合によってはあるでしょう。
インプラントは確かに世界的に見ても選択肢として主流になって久しいですが、
欠点も当然あります。
また、患者さんの中にはインプラントをしたくない、と考える方も一定数いらっしゃいます。
逆に、インプラントを1回してとても良かった、またインプラントを当然選ぶ、という方も
いらっしゃいます。
ブリッジは歯を削る点が大きなデメリットです。
接着性ブリッジという方法もありますが、
数年で取れるのでブリッジを飲み込む危険性を承知して
いただかないといけないですし、接着面が虫歯になりやすいのも要注意。
入れ歯は条件に恵まれればそれなりに安定しますが、
一般的には皆さん何かしらの不満を抱えていることが多いように思います。
あとは、
どの位置にどういう状態で歯が残っているのか?
顎の骨の形や質は?
かみ合わせのパターンはどうなのか?
虫歯のリスクはどうか?
歯周病はどうか?
歯みがきの状態はどうなのか?
定期検診とクリーニングに通院できるのか?
全身疾患はあるのか?あるとしたらどういう状態なのか?
など、
さまざまな要素を鑑みた時に、どの治療法が一番良いか?が見えてきます。
なにせこれだけの要素があるのですから、
単純にインプラントが一番、と言い切ることはできない
ということなのです。
担当医の先生とお話する中で皆さん一人ひとり、
それぞれで答えが明確になっていくでしょう。
※ここで昨日述べた私自身の場合について再掲しておきます。
↓↓↓
私自身だったらですが、それらすべてを承知の上で、
さらには自らあらゆる手段での歯の温存やインプラントを施術した経験も踏まえ、
まずは可能性があるならできるだけ歯の温存を試みて、
それでだめだったらインプラントにします。
お悩みの方は担当の先生にご相談してみてください。
お探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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