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歯医者さんに行って治療を受けたら歯が痛くなった!②

投稿日:2021年3月26日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol148)​​

 

「治療前は痛くもなんともなかった。

そして、虫歯を取ってもらった。

そうしたら、歯医者さんに行った後に歯が痛み出した。」

こんな不満を持ったこと、ありませんか?

 

実はこれには理由があります。

 

歯の構造、そして炎症の悪化の過程、何より両者のコミュニケーションの行き違い

といった点から解説しましょう。

 

今日は歯の構造の観点から解説します。

これを見てください。

これが何かわかりますか?

 

これは歯の内部の象牙質を電子顕微鏡で観察した写真です。

 

このように

歯の内部である象牙質は象牙細管と言って

細い管が無数に空いています

 

そして、虫歯菌がこの管の中に侵入し、歯のカルシウム分を溶かして虫歯が

広がっていくわけです。

 

ところが、虫歯菌の中にはせっかちな者(?)もいるようです。

 

虫歯と歯の神経との間がだいぶ離れているにもかかわらず、

なんと歯の神経まで到達する虫歯菌もいる

ということが明らかになっています。

 

また、虫歯と歯の神経との距離が近くなれば近くなるほど

歯の神経に虫歯菌が侵入している確率は高まりますがこれは自然なことですよね。

 

もちろん虫歯菌が入ったから神経が必ずしもダメになるとは限りません。

そこは物理学的な法則以外に人間という生き物ならではの理屈が別にあるからです。

 

しかし、虫歯が深ければ深いほど重症であることは間違いありません。

 

虫歯を全部取った時、幸いにして歯の神経は露出しなかったので

歯の神経を温存したとしましょう。

 

ところが、実はその時に歯の神経に虫歯菌が入っていて、

既に歯の神経が治らない臨界点を超えてしまっていたらどうなると思いますか?

 

これが

「虫歯の治療後に歯が痛くなる」

メカニズムの正体なのです。

 

でもさすがに歯医者さんも神様ではありませんし、

抜歯して歯の神経を電子顕微鏡で観察して大丈夫!

なんてこともできませんよね。

 

世田谷区・千歳烏山で丁寧な虫歯治療をご希望の方は

こまい歯科までご連絡ください。

 

 

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