お口のケアに自信のない方へ
投稿日:2020年12月21日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol101)
歯への健康意識の高まりで、
歯医者さんで定期的に歯石を取ったり、
茶渋や虫歯菌などを取ったりする人が
増えてきているようです。
一方、歯医者さんに行くたびに、
「ここが磨けていませんね」
「歯肉が腫れているところがあるのでもっとフロスを念入りに・・・」
などなど、
いろいろ指摘されて、それが逆にうんざりしている、
という方もいらっしゃるようです。
お口の専門家からすれば、
歯の表面にプラーク(細菌の塊)がくっついていたり、
歯石があると、ついつい注意してしまいがちですが、
保険診療では特にそう指導しないと
いけないシステムになっているからかもしれません。
ただ、私は
なぜこの患者さんがここにプラークがくっついているのか?
歯石がついているのか?
毎回ついているのか?そうでないのか?
を診ると同時に、
その方の生活背景、人生背景にも想像を巡らせるようにしています。
例えば出産したばかりのお母さん&お父さんに向かって、
歯が磨けていない部分を見つけて
「歯を磨けていないですよ!」
と言うことに、いったいどれだけの意味があるでしょうか?
出産直後の母親たちは特に消耗が激しいし、ホルモンの急激な変化と
鉄たんぱく質をはじめとする各種栄養素の喪失によって
精神的にも乱れがち(ひどいと産後うつも)です。
父親も近年は育児に積極的に参加するイクメンが増えており、
おむつ替えやミルクやりなどのお世話で同じくあまり眠れていない日々を
過ごしているケースが多いだろう、と思われます。
つまり、こういう方々は自分のことはどうしても二の次になってしまうので、
お口のケアどころではなくなるわけです。
もちろん、そういう状況を不安に思ったお母さんお父さんたちが歯医者さんに行って
せめて歯のクリーニングでも受けて悪くなるのを食い止めよう、
と考えることもきっとあると思います。
同じように、ご両親の介護で自分のことは完全に後回し、
という方もけっこういらっしゃいますが、
お口の中はやはり同じような状況だったりします。
(むしろ、介護している方々はけっこう歯が悪くなっている場合が多いですが・・・)
当院ではそういう方々のために、歯石を取ることはもちろんのこと、
除菌コース、着色除去コースなども設定し、気軽に歯のお掃除を
受けていただけるご用意をしております。
(詳しくは当院ホームページ「予防医療・歯周病治療」のページ内に
記載してありますのでご覧ください)
時間は30分、1時間のいずれかを選んでいただけますので
ご希望の方はどうぞお気軽にご連絡ください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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