歯医者さんが教える!歯医者さんで得する受診の仕方①
投稿日:2021年11月5日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol246)
先日、元陸上選手の為末大さんがこんなことをおっしゃっていました。
「現役時代、自分のパフォーマンスを左右するのは
会場に入る際の自分の顔次第で決まる、
ということに気づいたのが大きなブレイクスルーだった」
と。
どういうことだと思いますか?
パフォーマンスを左右する一番わかりやすい点は、
自分の機嫌
だったそうです。
そして為末さんご自身は、
その会場における周囲の選手や雰囲気に影響されたそうです。
だから、自分の機嫌は周囲に影響される。
凡人ならここで思考が止まりますが、
為末さんは一流アスリートなのでさらに思考と洞察を進め、
次の点に気づかれたのだそうです。
会場に入場する際の自分の顔が周囲に影響し、
影響された周囲が自分の機嫌に影響を与える、
と。
このブレイクスルーにより、為末さんはたまに会場と一体感を得たり、
会場の雰囲気をもコントロールできるくらいに感じるようになったのだそうです。
この話を聞いて、ハッとしました。
医療機関を受診する患者さんにも同じことが言えるからです。
私自身が患者だったら、どう振舞うか?は職業柄、
ずっと考えています。
私も年に1、2度、内科や耳鼻科などにかかることはありますが、
そこの職員さんが受付の人であろうと誰だろうと、
感じよく接すると、
自分自身が安心することもあって
ずっと心がけてきました。
(最近は敬意の気持ちがより強くなりましたので
今はもう純粋にそれだけですが)
内科や耳鼻科などの先生に診察していただくときにも
礼節には気をつけていますが、こちらの気持ち自体が
伝わる気がしています。
(仮に伝わらなくても後悔しないのでそこは気にしていません)
でもそれは気のせいではないはずです。
私自身が診療する側に立っている時も、同じことを感じるからです。
もちろん医療機関と言えども人間が仕事していますから、
愛想の悪い受付や、態度の横柄な先生、看護師さんなども残念ながらいて、
嫌な思いをする場合もきっとあるでしょう。
しかし、相手の土俵に立たず、自分自身が気持ちよく診察を受けるために
そこにいる人々には丁寧に接することで
プラスにこそなれ、マイナスには決してなりません。
それでも嫌な思いをするなら、その医療機関とは合わなかった、
ただそれだけですので・・・。
きっと、皆さんの担当の先生や歯科衛生士さん、歯科助手さんも、
医師や看護師さんも、大なり小なり同じようなことを感じていると思います・・・。
ちなみにスペインの哲学者オルテガ・イ・ガセット
も次のように述べています。
「私は、私と私の環境である。
そしてもしこの環境を救わないなら、私をも救えない」
ご参考にしてみてください。
世田谷区・千歳烏山で安心安全のための感染対策をしている歯医者
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