歯医者さんが教える「歯みがきでは落とせない汚れ」とは?
投稿日:2020年12月9日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol94)
歯みがきでは落とせない汚れ、ってどんなものか?
考えたことはありますか?
代表的なものとしてまず
歯石
茶渋
タバコのヤニ
が挙げられます。
これが歯石です。
イメージ図はこんな感じです。
歯石は歯の周りにくっついて増えていくのですが、まあまあ硬いので
専用の器具でないと除去できません。
それから歯磨きで落とせない汚れとして、茶渋がありますよね。
茶渋がつくとこんな感じになりますよね。
タバコのヤニも見た目が似ていて区別がつきづらいこともよくあります。
※タバコを吸わない私からすると、タバコを吸っている方は身体からタバコのにおいが
けっこうにおってくる場合が多いので、吸っているかどうかはだいたいわかります。
ここで、皆さんに1つ知っておいていただきたいことがあります。
くれぐれも自分で歯石や茶渋、タバコのヤニを取ろうとしないでください。
歯石は、専用のスケーラーという器具がありますし、機械もあります。
ただ、知識と手技がない一般の方がスケーラーを使うと、間違いなく
歯に傷をつけてしまいます。
歯石は取れたけど、歯にも傷がついてしまうので、歯の表面がガタガタになります。
そうすると、ますます歯石がつきやすくなったり、歯根面だと虫歯になりやすくなったり、
知覚過敏を引き起こすかもしれません。
また、歯肉も傷つけやすいので、歯肉が下がる原因にもなります。
茶渋やタバコのヤニは、研磨剤の入った歯磨き粉が一般に売られていて
それを買えば汚れを落とせる!とうたっている商品がありますが、
歯自体も削れるので害の方が大きいです。
あと、重曹もダメです。このお話はまた次の機会に。
という方はこまい歯科までご連絡ください。
■ 他の記事を読む■