歯医者さんが教える!精密根管治療の手順
投稿日:2022年9月22日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol398)
精密根管治療は毎日のように行っております。
手順はこんな感じです。
1.局所麻酔(歯の神経がない場合でも麻酔をしています)
2.ラバーダムを装着
(※ラバーダムシートは基本的にノンラテックス製を使用しています。
ラテックスアレルギーがある方でも安心です)
消毒薬を塗布した後、時間を計測して確実に殺菌します。
下の写真は2回目の消毒の様子で、念のため殺菌できる範囲の異なる別の消毒薬を
併用して万全を期しております。
3.マイクロスコープの準備
マイクロスコープを触る場所は必ず、
すべて特別な消毒薬(米国CDCガイドラインに準拠したもの)で
消毒し、それから滅菌ビニールでマイクロスコープを覆っています。
この消毒薬は肝炎ウイルスのように
アルコール消毒では効果が期待できない
あらゆる危険な微生物にも効果があります。
その上で滅菌されたマイクロスコープ用のビニール袋で
マイクロスコープを触りそうな場所は全て覆います。
4.治療開始
手指も清潔に消毒殺菌した上で、滅菌された器具を用いて治療開始。
言わば手術レベルの清潔度を保ちながら施術をしていきます。
5.根管内の清掃・消毒
専用の機械を使って、歯の内部をクリーニングします。
6.消毒終了後には根管充填
きれいになった根管を物理的に埋めて、細菌が再び繁殖しないようにします。
7.仮の蓋をし、レントゲン撮影をして終了
治療の最後は仮の蓋をします。そしてラバーダムを外します。
根管充填したらレントゲン撮影をして精密根管治療は完了です。
※当院に在籍する先生によって多少治療のやり方が異なりますので
予めご了承ください。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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