歯医者さんが教える!銀歯はなぜダメになるのか?
投稿日:2025年1月16日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol725)
患者さんから質問がありました。
「銀歯って、どうしてダメになるのでしょうか?」
よくあるケースがこんな感じです。
銀歯を外すと深い虫歯が・・・!
どうしてこんなことになるのでしょう?
実は、銀歯の性格に原因があります。
①銀歯は錆びる
どうしても錆びやすい金属(合金)です。
たとえば、鉄製品。時間が経つと赤さびが出て、ボロボロになることが
ありますよね?
銀歯はさすがに一見するとボロボロにはなりませんが、
ミクロの世界ではやはりボロボロになります。
また、金属成分が溶けだします。
そうすると、密閉していたはずが、いつの間にか隙間が発生して
しまうのです。
その結果、そこから虫歯菌が侵入したり、食べ物が入り込んだり
することになります。
②銀歯は歯に対して硬すぎる
歯自体は水晶玉のように硬いものです。
しかし、銀歯はさらに硬い材料です。
そのため、銀歯を使っていくうちに歯と銀歯は違う動きをしようと
し続ける結果、劣化して隙間が生じやすくなります。
また、歯自体にも負担が出やすく、歯に亀裂が入りやすかったり
歯自体が欠けてしまうこともあります。
お口の中の虫歯菌は、そういう亀裂や欠けた部分から侵入して、
銀歯の内部に虫歯を発生させることになります。
一方、銀歯は硬すぎる金属であり、延びません。
そのため歯と密着させたり、段差ないように製作することが
まず不可能です。
ということで、
銀歯は残念ながら虫歯になりやすい材料
なのです・・・。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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