歯医者さんが教える!できるだけ歯を残したい理由
投稿日:2024年12月4日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol716)
私は歯医者として、できるだけ歯を残したい、と基本的に考えています。
ただ、最初に誤解のないようにしていただきたいのですが、
どんなに悪い状態でも抜かない方が良い、とは思っておりませんし、
それは間違っているとも考えます。
患者さんのお気持ちもよくわかるのですが、
患者さんから頼まれたから、お願いされたから、
何でもかんでも抜かない、というわけではありません。
さて、できるだけ歯を残したい、という点に戻ります。
歯をできるだけ残した方が良い、というのはなぜか?というと、
歯は人間の身体にとって必要な臓器だからであり、
二度と再生しないからでもあります。
抜いたら最後です。
そのため、可能性があるならなんとか残せないか?
まずそう考えるようにしています。
悩ましいのは、歯を抜かないといけない、と他の歯医者さんで指摘されて
私どもの医院にご相談にいらっしゃるケースの多くが、
歯を抜くかどうか瀬戸際の状態なのです・・・。
これは本当に大変です。
瀬戸際ということは、条件がすごく厳しい、良くない、ということです。
だから、歯を残したところで、いったいどこまで歯を温存できるのか?
が読めない場合も多々あるわけです。
せっかく費用をかけて治療したけれど、抜歯になった・・・。
そんな残念なケースもどうしても起こりえます。
それでもリスクを承知で歯を残したいかどうか?
そんな難しい判断を、患者さんも私共も迫られることがしょっちゅうあります。
抜いてインプラントにするのは単純明快ですが、
インプラントが100点満点、すなわち元の歯と全く同じになるわけではありません。
やはりどうしてもご自身の歯が一番であることは揺るぎない事実なのです。
いろいろ総合して、一緒に考えるしかないですね・・・。
少しでも希望の道が見いだせるよう、一緒に考えましょう。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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