歯医者さんが教える!審美の本場・米国流のセラミック治療②
投稿日:2022年6月20日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol352)
前歯を治す際、歯並びに問題がある、ということはしょっちゅうあります。
例えばこのケース。
青矢印の歯が両隣の歯に比べて内側に入ってしまっています。
これは、この歯がねじれてしまっているからですね。
理想的には周囲の歯並びに並んでいると、もっときれいに見えるでしょう。
一方で、美容歯科でよく行われるような、
歯を大きく削って歯の向きを変えるのも本当は好ましくない、
とも私は考えています。
でも、歯を削って歯の向きを変えること自体全部ダメ、
としてしまうと困る患者さんも実際にはいらっしゃるわけですから
そこは状況を考えて、ケースバイケースでの対応としています。
なるべく歯を削る量を減らし、
なるべく歯の神経も取らないように・・・。
そういう意図と意識を持って歯の形を整え、仮歯にすると、こんな感じにできました。
歯にかぶせ物を入れるため、全く歯を削らないわけにはいきませんでしたが、
基本の「型」を大事にしながら、歯の形を整えた上で仮歯を作りました。
こういう場合に大切なことの1つは、歯肉の炎症を起こさないように
歯の形をデザインすることです。
このケースの場合は、歯肉からの歯の立ち上がり部分には
取り分け細心の注意を払って形を付与しました。
たかが仮歯、されど仮歯です。
仮歯の段階で歯肉が腫れるようではダメなのですから・・・。
この辺をしっかりやろうとすると、いろいろ専門的な話が
長くなってしまうのでこの場では止めておきます。
世田谷区・千歳烏山で本物の米国流審美・セラミック治療をする歯医者
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