マウスピース矯正で失敗しないために
投稿日:2024年11月20日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol714)
マウスピース矯正、いろんな広告が出ているようです。
ただ、何でもそうですが必ず長所、短所がありますので、
矯正治療を検討する場合には次のことを覚えておきましょう。
1.どんな歯並びでもマウスピースで治せるわけではありません
2.マウスピースは自分で装着する努力が必須です
3.マウスピースにもさまざまな種類があります。
種類によって特徴がありますので注意が必要です。
4.マウスピース矯正だから痛くない、ということはありません。
痛みが出る可能性は当然あります。
では解説です。
1.どんな歯並びでもマウスピースで治せるわけではありません
特に、歯を抜かなければいけないケースをマウスピース矯正で治すのは、
今現在の技術では不可能です。
無理に治そうとすると奥歯が前に傾斜してしまいがちです。
そういうケースは、ブレース(ワイヤー)矯正で治しましょう。
2.マウスピースは自分で装着する努力が必須です
患者さんが意外と見落としがちなのがこれです。
ご自身がもし、毎日何かを続けるのが苦手なタイプ・性格でしたら
マウスピース矯正を途中で挫折してしまう(使わなくなる)可能性が
高いかもしれません。
1日18時間以上の装着が必須です。
しかも毎日使用しなければなりません。
マウスピースも無くさないよう自己管理しなければなりません。
開始する前に、ご自身によく問いましょう。
3.マウスピースにもさまざまな種類があります。
種類によって特徴がありますので注意が必要です。
種類によっては、治療の最初のほうで、いきなり矯正治療完成図まで
コンピューターで描き切って、マウスピースを数十枚も作製する、というタイプが
あります。
この場合、上記2.のタイプ・性格の方は失敗するリスクが高いので
くれぐれもご注意ください。
4.マウスピース矯正だから痛くない、ということはありません。
痛みが出る可能性は当然あります。
マウスピース矯正だから特別だ、ということはありません。
歯に矯正力がかかれば、最初はどうしても痛みが出るものです。
(痛くなければラッキーです)
それが人間の身体で、ごく自然な反応なのです。
をお探しの方はこまい歯科までご連絡ください。
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