歯医者さんが教える!虫歯を治したのにしみる・痛いのはなぜ?③
投稿日:2025年2月3日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol735)
虫歯を治したのにしみる・痛いのはなぜ?
という疑問のもう1つの答えを今日は述べてみます。
それは
治療による刺激によって歯の神経が敏感になっている可能性
です。
C2(第2段階の虫歯)だと、100%歯の神経に虫歯菌が入っていて、
必ず歯の神経には何かしらの炎症が起きているものです。
それが可逆性歯髄炎(元に戻る、治る炎症)なのか?
それとも不可逆性歯髄炎(元に戻らない、治らない炎症)なのか?
は経過を観ていかないとわからない場合も多いですよ~、
と前回の記事でも述べました。
では、可逆性歯髄炎(元に戻る、治る炎症)だったら
全く症状が出ないか?というと、そんなことはありません。
そもそも炎症なのですから、治るまで時間がかかるものです。
だって、虫歯は昨日急にできたわけではないのですよ?
ゆっくりゆっくり、何年もかけてできたり、
どんなに早くても何か月もかけて進行していくものです。
それに、
治療による刺激自体も炎症を一時的に引き起こす場合もある
ものです。
だから、治療後しばらくしみていたけれど落ち着いてきた、
というケースもよくあるものですが、そういう経過であれば
OK!と判定できることが多いです。
また、金属の詰め物やかぶせ物は、熱伝導が良いことから
それだけで歯がしみる、という場合も最初は起きやすかったりします。
これも時間とともに落ち着いていくことがほとんどです。
落ち着かない場合は不可逆性歯髄炎(元に戻らない、治らない炎症)
の可能性が出てきます。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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