歯医者さんが教える!歯医者さんの技量を見分ける1つの方法①
投稿日:2021年6月10日
カテゴリ:ドクターズブログ
こまい歯科の小泉です。(vol178)
よく患者さんから
「良い歯医者さんってどうやって見分けたらいいですか?」
と聞かれます。
良い歯医者さんの定義そのものが難しいのと、患者さんごとに変わるので
一概には言えません。
ただ、技量の水準を見抜く方法はいくつかあります。
そのうちの1つはどこを見るかと言うと、歯医者さんが使っている治療器具の状態です。
治療後に、治療器具が無造作に散らかっているようでしたら、
残念ながらその先生は雑である可能性が高いです。
逆に、
一見散らかっているようであっても、
器具の向きがある程度揃えられているとか、
使用後の器具がまとめられていて片づけやすいように配慮されているとか、
とにかくパッと見てある程度整然としているようでしたら、
その先生は丁寧であることは間違いなく、そして技量水準も高い可能性があります。
なぜか?というと、次のエピソードがあるからです。
私がまだ北大に在籍していた時、医学部の看護師さんが講義にいらっしゃいました。
その看護師さんは手術室で働いていた経験が豊富な方で、いろんな外科医の腕を
見てきたのだそうです。
その結果、腕のいい悪いは、使った器具の状態を見れば一発で分かる、ということなのだそうです。
腕の良い外科医は使った器具を丁寧に扱うので乱雑に置かない、
腕の悪い外科医は使った器具を雑に扱う(あるいは下手なので)乱雑に置く。
こういうシンプルな話なのだそうです。
実はこれが歯医者さんでもそのまま当てはまります。
口腔外科外来でも同じ話を看護師さんから聞いたからです。
そして、以来、私は見学の際には
必ず先生方の治療器具の状態と、
治療の腕を比較しながら見るようにしました。
その結果、実際には100%とは言いませんが、99%は当てはまっていました。
患者の皆さんからすると、なかなか治療器具の使用後の状態を見ることは難しいかもしれませんが
もし見る機会がありましたら参考になるかもしれませんね。
これと同じような話がもう1つありますが、それはまた後日。
という方はこまい歯科までご連絡ください。
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