インプラントをできるだけ避けたいならどうするか?①
投稿日:2025年4月17日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol757)
歯がダメになった、抜かなければいけなくなったら
どうしましょう?
インプラントという選択肢は確かにありますが
インプラントをしたくない、という方も一定数おられます。
そういう場合はどうするか?
①ダメなのを承知で、患者さんご自身の責任で無理やり歯を残す
②抜く歯の両隣の歯を削ってブリッジを入れる
③入れ歯を入れる
④親知らず(あるいは他の歯?)を移植する
の4つの選択肢があります。
①ダメなのを承知で、患者さんご自身の責任で無理やり歯を残す
これは何も解決しないこと、
場合によってはその歯だけでなく
周囲の歯や顎の骨も巻き込んでダメにしていってしまうリスクもあること、
さらに全身にも炎症性物質や細菌が回って健康に悪影響を及ぼすリスクもあること。
これらのデメリットを承知された上で取る選択肢になります。
あくまで時間稼ぎにしかなりませんが・・・。
②抜く歯の両隣の歯を削ってブリッジを入れる
インプラントが嫌だ、という方はブリッジという選択肢を選ぶ方が多い印象です。
やはり固定式の歯ですので、噛み心地が比較的良いこともありましょう。
デメリットは、両隣の歯を削ること、削った歯の寿命を縮めてしまうことです。
特に神経のない歯をブリッジの土台にする場合は、将来その歯が折れてしまうリスク
もあります。
また、歯を抜いたところは時間と共に隙間が空いてきます。
見た目、食べ物が挟まりやすくなる、といった問題もやがて出てくるかもしれません。
③入れ歯を入れる
これが一番安価で比較的簡単に作製できます。
周囲の歯を削ることも基本的にはしません。
(教科書的には少し削るべき、となっていますが・・・)
ただ、異物感が強いこと、着脱しなければいけない煩わしさ、
元の歯の20%程度しか噛めないことなどのデメリットもあります。
④親知らず(あるいは他の歯?)を移植する
条件が合えばですが、歯の移植をすることができます。(ただし自由診療のみです)
自分の歯を利用するのでインプラントとは違った安心感を感じる患者さんが
多い印象です。
ただし欠点は、失敗するリスクが少しあることです。
これはどんな治療でも同じことが言えますが、
移植した歯が定着しない、将来折れる、といったリスクを
頭に入れておく必要があります。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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