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歯医者さんも驚いた!歴史上の人物とその歯周病①

投稿日:2021年7月9日

カテゴリ:ドクターズブログ

こまい歯科の小泉です。(vol193)

 

もうすぐ東京オリンピックが始まりますね。

 

さて突然ですが皆さんは「シャリアピンステーキ」を

ご存知でしょうか?

 

これは日本特有のステーキで、牛肉を使ったマリネステーキの一種です。

 

1936年、日本を訪れたロシアのフョードル・シャリアピンという世界的なオペラ歌手。

 

シャリアピンは歯が痛いのでろくに食べられない状態でした。

どうやら歯周病だったようです。

でもオペラに求められるあの大きな声量を発揮するためには

シャリアピンにとってステーキを食べなければ無理だ、という考えがあったそうです。

 

そこで当時宿泊していた帝国ホテルの料理長に、歯が悪くてもステーキが食べたい、

と要望を出しました。

 

すると、当時の総料理長・筒井福夫氏が、すき焼きにヒントを得て

ステーキを玉ねぎに漬け込むことで牛肉を柔らかくすることに成功。

 

シャリアピンは歯周病で歯が悪かったにもかかわらず、

おいしくステーキを平らげることができたのだそうです

 

おそらくシャリアピンの歯は、

重度の歯周病に侵されていたのではないか?と

想像されます。

 

歯がぐらついて噛めない、というだけで食べ物も制限されてしまうのはつらいことですが、

筒井福夫氏のアイディアは素晴らしいですね。

 

そして料理人としての深い愛情も感じられました。

 

余談ですが、当時のその筒井福夫氏のもとに、

1964年第1回東京オリンピックの選手村総料理長

になった村上信夫氏がいたそうです。

 

料理人の世界では2人ともムッシュと呼ばれており、

日本のフレンチ料理界におけるレジェンドです。

 

ムッシュ村上も、ムッシュ筒井から第2次世界大戦に出征する前に

「どうせお前は戦争で死ぬんだから教えても秘密は漏れないだろうから教えてやる。

たまねぎのおろし汁に肉を漬け込みなさい。そうすれば肉が柔らかくなる。

焼くと甘みも出る」と、このシャリアピンステーキをはじめ

門外不出のコツやレシピを教わったそうです。

 

歯周病で苦しんでいる方はとても多いですが、

一般のご家庭でも普通に手に入る材料と少しの工夫をすれば

おいしくステーキを食べられるんですね。

 

歯周病をはじめ、歯が悪くてステーキを食べることをあきらめかけている方が

もしおられたら、ぜひ一度お試しになられてはいかがでしょうか?

 

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