できるだけ歯を抜かないために精密根管治療
投稿日:2025年4月21日
カテゴリ:ドクターズブログ
千歳烏山KI歯医者の小泉です。(vol759)
歯の神経を取らなければいけない、
神経を既に取った歯が膿んだり腫れてきた、
という場合にまず考えなければいけないのが
根管治療です。
中でも、できるだけ歯を抜かないようにするための方法として
マイクロスコープを使った精密根管治療のおかげで、
ずいぶん抜歯を避けられるようになりました。
一方、
歯の神経がない歯は抜くべきだ、という考え方もあります・・・。
もちろん、
状態によっては必ずしも抜かなければいけないわけではありませんので
一概には言えません。
ただし1つ言えるのは、
次に該当する場合は歯を抜かないように治療しても
残念ながらその歯が長持ちしない可能性もある
ということです。
・歯の神経を取ってからかなりの年数が経っている歯
・もともと虫歯で歯がかなり無くなってしまっていた歯
・「痛くないから」と放置していた期間が数か月あった
・噛む力がもともと強い人
・歯ぎしり・食いしばりが強い人
・治療した歯の本数(過去の履歴)が多い人
・歯が抜けているところが複数ある人
・歯並び、かみ合わせが良くない人
・他の歯医者さんで「歯を抜かなければいけない」と言われた歯
・普段のお手入れ(セルフケア、歯医者さんでのメインテナンス)を
怠っている人
これらに該当する場合、
たとえ精密根管治療であっても
将来どうなるか?はどうしても心配になる面もあります。
精密根管治療は確かにできるだけ歯を抜かないための治療、
そしてインプラントを避けるための治療
としてはベストではありますが
残念ながら万能ではない点も知っておきましょう。
をお探しの方は千歳烏山KI歯医者までご連絡ください。
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