インプラント(奥歯)長期経過症例②
長期的に良好な状態を維持している奥歯インプラントの症例
▼当院で実施したインプラント治療で長期的に良好な状態を維持できている症例をご紹介致します。
初診時の口腔内
抜歯した左上奥歯部分の治療にインプラントを検討している、とのことで当院を受診された40代女性の患者さんです。その他の治療法についても詳しくご説明し、相談の結果、インプラント治療にて咬み合わせを回復する計画を立てました。
インプラント治療実施から3ヵ月
インプラント手術を終えて3ヵ月間は待機期間を設け、患部の治癒を待ってから仮歯を入れました。
上部構造(人工歯)の製作
仮歯での経過観察が終了後、歯肉の形を整えた上で最終的な歯を作りました。こちらが完成したメタルカスタムアバットメントとジルコニアセラミックスクラウン(Sクラス)です。製作は経験豊富なジルコニアセラミックス東京の齋藤氏に依頼しました。
上部構造を装着してインプラント治療完了
完成したアバットメントとクラウンを装着し、最終的な咬み合わせを調整してインプラント治療完了です。
インプラント治療から11年後の口腔内
治療が終わってから11年が経過しました。ここまでトラブルもなく、安定して経過しております。定期検診時のレントゲン写真も異常はありません。患者さんご自身の日々のお手入れと定期検診・クリーニングを欠かさず継続されてこられたからこそ得られた結果と言えましょう。
年齢/性別 | 40代女性 |
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治療期間 | 5ヵ月 |
治療回数 | 9回 |
治療費 | インプラント手術(ジンマー社) 270,000円(税込297,000円) メタルカスタムアバットメント(ジンマー社) 56,000円(税込61,600円) ジルコニアクラウン(Sクラス) 147,000円(税込161,700円) |
リスクなど | ・歯磨きが足りなかったり、定期検と清掃を怠ったりするとインプラント周囲炎になる可能性がある。 ・かぶせ物のセラミックが欠けたり割れたりする可能性がある。 ・長期使用によるクラウンの劣化により、クラウンを交換する必要が出る可能性がある。 |