歯の切削量を抑えてかぶせ物になるのを避けた症例
歯の切削量を抑えてかぶせ物になるのを避けた症例
こちらの患者さまは銀歯を白くしたい、ということで来院されました。痛んだりしみたりすることは一切ないそうです。奥歯に古い銀歯が入っていました。
- 黄色丸=歯が変色しています。内部に虫歯がありそうです。
- 赤矢印=銀歯と歯の継ぎ目にはっきりとした段差があります。
- 青矢印=銀歯にしわが寄っています。今まで強い力がかかり続けるとこのようなしわが発生します。
銀歯の除去
虫歯の除去
虫歯検知液を洗い流して乾燥させたところです。少しでも青く染まった部分は基本的に虫歯です。また、ステンレス製の器具でひっかいてみて、やわらかい部分も基本的に虫歯ですので、レントゲンの情報、そして私自身のあらゆる感覚と経験も駆使しながら、慎重に虫歯だけを取り除いていきます。
セラミックアンレーの製作・装着
歯型を採って、歯科技工士さんにセラミックの詰め物を作ってもらいました。製作はIDEA dental studio setagaya 歯科技工士 セラミスト 西和田氏に依頼しました。
名歯科技工士・西和田氏とは仕事上でのお付き合いがだいぶ長くなりましたが、いつものように素晴らしい仕事をしておられます。かみ合わせも精緻に計算された歯の形、そして一部の隙も無いくらい歯にピタッと密着する精密さは、まさに卓越した仕事と言っても過言ではありません。
年齢/性別 | 40代女性 |
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治療期間 | 1ヵ月 |
治療回数 | 3回 |
治療費 | emaxアンレー(Sクラス) 88,000円(税込) |
リスクなど | ・セラミックを入れた後、2週間~3カ月ほど歯がしみる場合がある。 ・虫歯がある程度深い場合、将来痛みが出たら歯の神経を取らなければいけない ・セラミックが割れたり欠けたりするリスクがある など |