インプラント(前歯)長期経過症例
長期的に良好な状態を維持している前歯インプラントの症例
▼左上の真ん中の歯に水ぶくれみたいなものができた、との主訴で来院された40代女性の患者さんです。
初診時の口腔内
この時は「たまに変な味がする」といった程度しか症状がありませんでした。差し歯が取れかかっている前兆かもしれないということで、経過を見ていたところでした。
それから2か月が経過し、ついに当該歯が折れたため、患者さまと相談した結果、破折歯を抜歯してインプラントで咬み合わせを回復する計画を立てました。
抜歯から4ヵ月後
破折歯を抜歯してから4か月後、顎骨も回復したのでインプラントを入れることとなりました。
写真はインプラント手術直前の状態です。抜歯してからここまでは仮歯を両隣の歯に貼り付けていましたので、見た目の心配はありません。
インプラント治療の実施
インプラント治療直後のレントゲン写真
アバットメントとセラミッククラウンを装着した直後、念のためレントゲンで治療部分の確認をしました。問題なく装着されていることが分かります。
年齢/性別 | 40代女性 |
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治療期間 | 6ヵ月 |
治療回数 | 12回 |
治療費 | インプラント手術(ジンマー社) 270,000円(税込297,000円) 仮歯 2,000円(税込2,200円) ノーマルアバットメント(ジンマー社) 31,000円(税込34,100円) |
リスクなど | ・歯磨きが足りなかったり、定期検と清掃を怠ったりするとインプラント周囲炎になる可能性がある。 ・かぶせ物のセラミックが欠けたり割れたりする可能性がある。 ・長期使用によるクラウンの劣化により、クラウンを交換する必要が出る可能性がある。 |