矯正治療症例 20代女性(反対咬合)
矯正治療で反対咬合(下顎前歯が前方に出ている)を改善した症例
▼矯正治療で反対咬合(下顎前歯が前方に出ている)を改善した症例をご紹介いたします。
初診時の口腔内
「引っ込んでいる前歯を治して歯並びを良くしたい」との主訴で来院された20代女性患者さんです。
右上の前歯が下の前歯よりも内側に入っていました。このような場合、内側に入っている歯自体にも顎にも負担がかかりやすく、さらに虫歯や歯周病リスクも高くなります。何より見た目にも大きく影響するため、矯正治療を行うこととなりました。分析の結果、歯は抜かずに矯正治療ができそうだということが分かりました。
矯正治療の開始
矯正治療開始から1ヵ月後
早くも歯が動いてきました。右上の前歯が下の歯を飛び越えようとする動きを見せ始めています。
矯正治療開始から3ヵ月後
右上の前歯が下の前歯を飛び越えたため、下の歯全体にも矯正装置を装着しました。
矯正治療開始から1年半年後
上下の歯がきちんと咬み合って歯並びも安定したため、矯正装置を外しました。装置を外す直前に、てんかん発作のために転んで前歯を折ってしまったとのことで、帰省先で応急処置を受けたそうですが、矯正治療自体には影響はなく、無事に治療が終わりました。
歯の保定/定期観察
矯正装置が外れた後は、必ずリテーナーを使用していただきます。製作は矯正専門歯科技工会社ASOインターナショナルに依頼しました。
リテーナーを使用しないと歯が後戻りしてしまうので、あとは定期観察をしながらチェックしていきます。
年齢/性別 | 20代女性 |
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治療期間 | 1年6ヵ月 |
治療回数 | 27回 |
治療費 | 924,000円(税込) |
リスクなど | ・治療後の歯並びはある程度は予測がつきますが、完全に当てることは不可能です。 ・矯正治療後の歯並びの見え方は一律ではありません。これは、元々の歯の状態、歯並び、骨格など、人それぞれで状態が違うためです。つまり、顔がひとそれぞれ違うように、歯並びも個性を反映したものになります。 ・必ずしもご希望の歯並びになるとは限らないため、担当医とよく相談し、イメージをすり合わせておくことも大切です。 ・歯の移動に伴って一時的な痛みが出る場合があります。 ・歯がもともと骨に癒着していて動かない場合がまれにあります。 ・虫歯・歯周病の発生や歯根吸収のリスクがあります。 ・甘いものを食べたり飲んだりする習慣がある場合や、もともと歯ブラシ・デンタルフロスのやり方が良くない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 ・治療後に歯肉が下がる場合があります。 ・治療後はリテーナーを使用しないと歯の後戻りの可能性が高いです。 |