矯正治療症例 20代男性(反対咬合)
矯正治療で反対咬合(下顎前歯が前方に出ている)を改善した症例
▼矯正治療で反対咬合(下顎前歯が前方に出ている)を改善した症例をご紹介いたします。
初診時の口腔内
こちらの患者さんは「上の前歯が内側に入っているので治したい」との主訴で来院されました。正面から見ると左上の前歯と下の前歯の前後関係が逆転していることが分かります。
矯正治療の開始
ワイヤーを用いた矯正治療にて歯並び・噛み合わせを改善していきます。
矯正治療開始から2年経過
コロナの影響、噛む力が強すぎること、歯が1本だけ骨がくっついて動かない状態(アンキローシス)が発覚するなど、思わぬスピードダウンもありましたが、噛み合わせまできちんと整えて矯正治療が終了しました。
上の前歯の形が丸いため、どうしても部分的にすき間があるように見えますが、これを解消するにはIPR(歯と歯の間を削ってすき間をつくる)を行って歯の形を変える方法が必要です。しかしご本人はそれを望まなかったので通常通りの治療に留めました。
歯の保定/定期観察
矯正装置が外れた後は、必ずリテーナーを使用していただきます。製作は矯正専門歯科技工会社ASOインターナショナルに依頼しました。リテーナーを使用しないと歯が後戻りしてしまうので、あとは定期観察をしながらチェックしていきます。
年齢/性別 | 20代男性 |
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治療期間 | 2年 |
治療回数 | 32回 |
治療費 | 894,000円(税込983,400円) |
リスクなど | ・治療後の歯並びはある程度は予測がつきますが、完全に当てることは不可能です。 ・矯正治療後の歯並びの見え方は一律ではありません。これは、元々の歯の状態、歯並び、骨格など、人それぞれで状態が違うためです。つまり、顔がひとそれぞれ違うように、歯並びも個性を反映したものになります。 ・必ずしもご希望の歯並びになるとは限らないため、担当医とよく相談し、イメージをすり合わせておくことも大切です。 ・歯の移動に伴って一時的な痛みが出る場合があります。 ・歯がもともと骨に癒着していて動かない場合がまれにあります。 ・虫歯・歯周病の発生や歯根吸収のリスクがあります。 ・甘いものを食べたり飲んだりする習慣がある場合や、もともと歯ブラシ・デンタルフロスのやり方が良くない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 ・治療後に歯肉が下がる場合があります。 ・治療後はリテーナーを使用しないと歯の後戻りの可能性が高いです。 |