マウスピース矯正治療の症例
目立たないマウスピース矯正で歯並びを改善した症例
上の前歯の間が空いているのと、左側の犬歯とその後ろの歯が下の歯よりも内側に入っていて気になる、とのことで当院に通う患者さんから紹介されて来院されました。
この方はモデルで雑誌やテレビなどに出演されるため、目立たずに矯正するしか治す手立てがありませんでした。そこで目立たないマウスピース矯正を行うこととなりました。
歯型の採取~マウスピース矯正装置の製作
歯型を採った後、矯正歯科専門技工所ASOインターナショナルにてマウスピースを製作していただきます。なお本ケースは2009年であり、今から12年前のものです。当時はまだ手作業にて、模型の歯を移動させ、マウスピースを製作しておりました。
(※2021年現在では、この作業はデジタル化され、コンピューター上でシミュレーションを行った後、3Dプリンターにて模型を作り、その後マウスピースを製作しています)
完成したマウスピース矯正装置が到着
矯正用のマウスピースが届きました。患者さんご自身により1日20時間以上装着していただくことで歯を動かしていきます。透明な装置なので、装着していても他人にはほぼ気づかれることはありません。
矯正治療開始から5ヵ月後
矯正開始5ヵ月後です。上の歯の真ん中の隙間がついに完全に閉じました。これで終わりかと思いましたが、患者さんから「左側の犬歯とその後ろの歯が内側に入っている点も改善できませんか?」と新たにご要望をいただきました。しかし、これはさすがにマウスピースでは本来治せない範囲です。そのことを予めご了承いただいた上で治療続行となりました。
年齢/性別 | 20代女性 |
---|---|
治療期間 | 1年1ヶ月 |
治療回数 | 20回 |
治療費 | マウスピース矯正 792,000円(税込) マウスピース作製 22,000円(税込)×11回分 |
リスクなど | ・患者さんご自身が1日20時間以上装着しなかったり、 マウスピースによる噛み込み運動を行わなかったりするなど、 担当医の指示を守らなかった場合は矯正治療が計画どおりに進みません。 ・歯を移動させることにより、歯肉が下がる可能性があります。 ・歯と顎の骨が癒着していると歯の移動ができない可能性があります。 ・リテーナーの使用を怠ると、移動した歯が後戻りする可能性があります など |